5/16(金)
四川大地震=「動き続ける大地」との戦い
死者が増え続けている。公式発表で5万人を超えると推計された。おそらく、このままではさらに増えるに違いない。中国政府はようやく日本に支援を要請した。すでに四川大地震発生から72時間以上が経ち、生存率が急激に落ちている。
北京オリンピックを目前に控え、自力で災害復興を行える国力を世界に見せたかったのか。他国への支援要請が遅れた。しかも、要請されたのは日本だけである。生き埋めになっている人を救うのは時間との勝負だ。しかも、一人の生き埋め者を助けるためには、その何倍もの人員が必要だ。だから、2万数千人の命を救うには、10万人規模の救援隊が要る。人民解放軍が何千人投入されようと、足りない。
しかも、軍隊は瓦礫の山の前で無力だ。軍隊に出来るのは、橋が落ちた場所に、戦闘車両が通れる浮き橋を架けたり、土砂で埋まった道路を通れるようにしたり、重機を使って瓦礫を取り除いたり、野戦用テントを張って臨時救護所をつくり、水や食料を大量に運んだりすることだ。
救助の最前線では極めて微妙な作業が必要となる。専門的技術と知識が必要となる。瓦礫の中にファイバースコープや集音マイクを入れ、埋もれている人を探し出し、空気式ジャッキや油圧式ジャッキ、油圧式カッターなどを使って、上に乗っているコンクリートの塊が崩れ落ちないようにしながらすき間を確保して、中の人を助け出す。電気を確保できなかったり、確保できても火花を発生できない状況だったりするからである。世界中のレスキュー部隊を集めても、足りない状況だった。
他山の石にしたい。近い将来、確実に大地震が日本を襲う。その際、政府は躊躇することなく、世界中からレスキュー部隊を即時受け入れてほしい。救える命が目の前で一つ一つ消えていく悲しみを味わいたくない。
ところで、今回の地震は内陸型の地震としては最大級のものとなった。専門家の話では、世界の屋根と呼ばれるヒマラヤ山脈を造ったインド・オーストラリアプレートがその遠因だという。南側から押す力が、ヒマラヤ山脈に妨げられ、それを回り込む形でチベット高原や四川周辺に活断層を生成している。四川−雲南地震活動帯である。
地球の表面は、プレートと呼ばれる薄い岩石の層で覆われている。合計12枚のプレートが互いに一部を重ね合わせて地球全体を覆う。その下にマントルと呼ばれる厚い層があるが、マントルの上の方、つまりプレートのすぐ下の上部マントルは比較的柔らかく、年に数センチ単位で動いている。これがプレートを地球内部へ引きずり込み、地震の原因となっている。
マントルが動くのかは、地球中心部の熱を放出するために対流を起こしていると考えられている。お風呂を沸かすと水がゆっくり対流を起こすのと似ている。これが液体ではなく固体で起きているのだ。
地球などの惑星は、より小さな惑星(微惑星)が回転しながら衝突・合体を繰り返して出来たとされている。微惑星は原始太陽系の円盤の中に散らばっていたチリが集まり固まったものだ。地球の中心には鉄やニッケルで造られた地核がある。高圧、高熱の部分である。この熱がマントルを対流させ、プレートを動かしている。
つまり、地震は地球の生い立ちそのものから発生していると言える。地震は、地球に住む以上避けられない宿命だ。「動き続ける大地」との戦いである。ならば地球人全体で対処するべきだ。
死者が増え続けている。公式発表で5万人を超えると推計された。おそらく、このままではさらに増えるに違いない。中国政府はようやく日本に支援を要請した。すでに四川大地震発生から72時間以上が経ち、生存率が急激に落ちている。
北京オリンピックを目前に控え、自力で災害復興を行える国力を世界に見せたかったのか。他国への支援要請が遅れた。しかも、要請されたのは日本だけである。生き埋めになっている人を救うのは時間との勝負だ。しかも、一人の生き埋め者を助けるためには、その何倍もの人員が必要だ。だから、2万数千人の命を救うには、10万人規模の救援隊が要る。人民解放軍が何千人投入されようと、足りない。
しかも、軍隊は瓦礫の山の前で無力だ。軍隊に出来るのは、橋が落ちた場所に、戦闘車両が通れる浮き橋を架けたり、土砂で埋まった道路を通れるようにしたり、重機を使って瓦礫を取り除いたり、野戦用テントを張って臨時救護所をつくり、水や食料を大量に運んだりすることだ。
救助の最前線では極めて微妙な作業が必要となる。専門的技術と知識が必要となる。瓦礫の中にファイバースコープや集音マイクを入れ、埋もれている人を探し出し、空気式ジャッキや油圧式ジャッキ、油圧式カッターなどを使って、上に乗っているコンクリートの塊が崩れ落ちないようにしながらすき間を確保して、中の人を助け出す。電気を確保できなかったり、確保できても火花を発生できない状況だったりするからである。世界中のレスキュー部隊を集めても、足りない状況だった。
他山の石にしたい。近い将来、確実に大地震が日本を襲う。その際、政府は躊躇することなく、世界中からレスキュー部隊を即時受け入れてほしい。救える命が目の前で一つ一つ消えていく悲しみを味わいたくない。
ところで、今回の地震は内陸型の地震としては最大級のものとなった。専門家の話では、世界の屋根と呼ばれるヒマラヤ山脈を造ったインド・オーストラリアプレートがその遠因だという。南側から押す力が、ヒマラヤ山脈に妨げられ、それを回り込む形でチベット高原や四川周辺に活断層を生成している。四川−雲南地震活動帯である。
地球の表面は、プレートと呼ばれる薄い岩石の層で覆われている。合計12枚のプレートが互いに一部を重ね合わせて地球全体を覆う。その下にマントルと呼ばれる厚い層があるが、マントルの上の方、つまりプレートのすぐ下の上部マントルは比較的柔らかく、年に数センチ単位で動いている。これがプレートを地球内部へ引きずり込み、地震の原因となっている。
マントルが動くのかは、地球中心部の熱を放出するために対流を起こしていると考えられている。お風呂を沸かすと水がゆっくり対流を起こすのと似ている。これが液体ではなく固体で起きているのだ。
地球などの惑星は、より小さな惑星(微惑星)が回転しながら衝突・合体を繰り返して出来たとされている。微惑星は原始太陽系の円盤の中に散らばっていたチリが集まり固まったものだ。地球の中心には鉄やニッケルで造られた地核がある。高圧、高熱の部分である。この熱がマントルを対流させ、プレートを動かしている。
つまり、地震は地球の生い立ちそのものから発生していると言える。地震は、地球に住む以上避けられない宿命だ。「動き続ける大地」との戦いである。ならば地球人全体で対処するべきだ。
