6/22(金)
「ミンチコロッケはチンミコロッケだった」
責任のなすり合いが起きている。北海道苫小牧市のミートホープ社では、「ミンチ偽装」を社長が工場長のせいにし、東京渋谷区の温泉爆発事故では、メタンガスの管理を、温泉を運営するユニマット社が管理会社の日立ビルシステムに任せていたと言い、その日立はサングーに下請けに出していたと言い、そのサングーは点検項目に含まれていなかったと言い訳した。
ミンチ社長は最初、「誤って混入した」と弁解した。それが、伝票などの証拠を見せられて「工場長から牛肉がなくなったので、豚を入れていいか、と言われて容認した」に変わった。それが最終的に「(偽装を自ら)指示したことあります」になった。「やったのは2、3回」だったはずが、「毎日のようにやっていた時もある」になった。
豚の心臓、鶏肉、鴨、腐った肉・・・何でも入れていた。牛肉に見せるために血を入れて染めていたという。「(原価を)安くするためにいろんな工夫はしました」とうそぶいていた。
それならば「ミンチコロッケ」ではなく、「珍味コロッケ」にしておいた方がよかった。
農水省に内部告発が届いたのは、昨年2月だ。担当者は「北海道庁に調査を依頼した」と言い、道庁は「そんな事実はない」と言う。さらに内部で、たらい回しにして責任逃れを行っていた。
新聞の下には何社も「お詫びとお知らせ」を出している。「味の素冷凍食品」の名前まである。業務用「NEW牛肉コロッケ60」に、「一部に豚肉由来の原料が混入している可能性があり」と書かれている。「由来」とは、不思議な言葉だ。「そこから起こり、経て来ていること」と辞書には書かれている。ここでも、下請けに丸投げして製品を作らせていた。
広がりは日本全国だ。他社に比べて安かったために注文が殺到したのだろう。業績が急激に拡大し、牛肉が足りなくなって偽装に手を染めた。コムスンやNOVAにどこか共通している。
ところで、温泉を掘れば、同時にメタンガスが出てくることは常識だった。過去に事故も起きている。千葉県では、そのメタンを都市ガスにしている会社もあるほどだ。
「天然ガスの分離装置」などと書いてあると聞こえがいいが、結局は大気中にそのまま逃がしていただけだ。無味無臭だから分からない。しかし、メタンは温室効果ガスの一つだ。地球温暖化の原因になる。
そう言えば、「都会の温泉付きマンション」を売りに掲げている不動産広告もよく見る。そちらの方は大丈夫なのだろうか。やはり、メタンガスを「垂れ流し」しているに違いない。いっそ、マンション内の都市ガスをそのメタンで供給していれば、まだ救われるのに。
メタンガスの活用法が研究されている。千葉や東京の下に埋蔵されているガス田だけでなく、海底の地層の中にメタンガスがとけ込んだ水が氷となって眠っている。「メタンハイドレート」と呼ばれている。近海には国内ガスの消費量の100年分もあるという。石油や天然ガスの輸入が絶えたときに使われるのだろうか。
メタンは宇宙の生命体探索でも重要な役割を果たしている。動物のげっぷなどに含まれているからだ。実際は、体内にいる「嫌気性微生物」(酸素を必要としない微生物)が作り出す。火星からメタンガスが発見されたというニュースもあった。微生物がいるのかもしれない。
メタンガスは厄介者ではなく、重要な資源だ。もっと大事に扱っていたら、爆発は起きなかったはずだ。
責任のなすり合いが起きている。北海道苫小牧市のミートホープ社では、「ミンチ偽装」を社長が工場長のせいにし、東京渋谷区の温泉爆発事故では、メタンガスの管理を、温泉を運営するユニマット社が管理会社の日立ビルシステムに任せていたと言い、その日立はサングーに下請けに出していたと言い、そのサングーは点検項目に含まれていなかったと言い訳した。
ミンチ社長は最初、「誤って混入した」と弁解した。それが、伝票などの証拠を見せられて「工場長から牛肉がなくなったので、豚を入れていいか、と言われて容認した」に変わった。それが最終的に「(偽装を自ら)指示したことあります」になった。「やったのは2、3回」だったはずが、「毎日のようにやっていた時もある」になった。
豚の心臓、鶏肉、鴨、腐った肉・・・何でも入れていた。牛肉に見せるために血を入れて染めていたという。「(原価を)安くするためにいろんな工夫はしました」とうそぶいていた。
それならば「ミンチコロッケ」ではなく、「珍味コロッケ」にしておいた方がよかった。
農水省に内部告発が届いたのは、昨年2月だ。担当者は「北海道庁に調査を依頼した」と言い、道庁は「そんな事実はない」と言う。さらに内部で、たらい回しにして責任逃れを行っていた。
新聞の下には何社も「お詫びとお知らせ」を出している。「味の素冷凍食品」の名前まである。業務用「NEW牛肉コロッケ60」に、「一部に豚肉由来の原料が混入している可能性があり」と書かれている。「由来」とは、不思議な言葉だ。「そこから起こり、経て来ていること」と辞書には書かれている。ここでも、下請けに丸投げして製品を作らせていた。
広がりは日本全国だ。他社に比べて安かったために注文が殺到したのだろう。業績が急激に拡大し、牛肉が足りなくなって偽装に手を染めた。コムスンやNOVAにどこか共通している。
ところで、温泉を掘れば、同時にメタンガスが出てくることは常識だった。過去に事故も起きている。千葉県では、そのメタンを都市ガスにしている会社もあるほどだ。
「天然ガスの分離装置」などと書いてあると聞こえがいいが、結局は大気中にそのまま逃がしていただけだ。無味無臭だから分からない。しかし、メタンは温室効果ガスの一つだ。地球温暖化の原因になる。
そう言えば、「都会の温泉付きマンション」を売りに掲げている不動産広告もよく見る。そちらの方は大丈夫なのだろうか。やはり、メタンガスを「垂れ流し」しているに違いない。いっそ、マンション内の都市ガスをそのメタンで供給していれば、まだ救われるのに。
メタンガスの活用法が研究されている。千葉や東京の下に埋蔵されているガス田だけでなく、海底の地層の中にメタンガスがとけ込んだ水が氷となって眠っている。「メタンハイドレート」と呼ばれている。近海には国内ガスの消費量の100年分もあるという。石油や天然ガスの輸入が絶えたときに使われるのだろうか。
メタンは宇宙の生命体探索でも重要な役割を果たしている。動物のげっぷなどに含まれているからだ。実際は、体内にいる「嫌気性微生物」(酸素を必要としない微生物)が作り出す。火星からメタンガスが発見されたというニュースもあった。微生物がいるのかもしれない。
メタンガスは厄介者ではなく、重要な資源だ。もっと大事に扱っていたら、爆発は起きなかったはずだ。
