2/9(金)
「青い地球に黄色信号が点り始めた」
『不都合な真実』を本で読んだ。その中に1枚の感動的な写真がある。アメリカの宇宙探査船が、65億キロメートルの彼方から撮った地球の写真である。
見開きの真っ暗な宇宙空間に、わずか2ミリほどの青い点が見える。それが地球だ。ここに、約66億人の泣き笑い人生が凝縮されている。愛と憎しみ、邂逅と別離、誕生と殺戮、富と貧困、飽食と飢え・・・・・・。
もう1枚、考えさせられる写真がある。アメリカの軍事衛星が撮った地球だ。6カ月間かけて「低速度撮影した世界の夜の様子」である。アフリカ大陸は広範囲に渡って赤く写っている。「火が燃えている場所」だ。たき火で煮炊きをする人が多いからだという。
日本はほぼ全域にわたって白く写っている。電気による照明である。人口密度が高く、どこにも都市がある証明でもある。韓国も白い。しかし、38度線の北側は真っ黒だ。日本海と中国沿岸には青白い海域がある。夜に操業している漁船団の集魚灯の光である。
オーストラリアとカナダはほんの一部を除いて真っ暗。人口が少なく、人が住まない大自然が広がっているのだろう。アメリカ合衆国は、東半分が白く、西半分が白と黒のまだら模様になっている。大西部は、今でも健在らしい。
ロシアとペルシャ湾沿岸には黄色い点が見える。油田から出ている炎だという。とくにロシアは広範囲だ。ロシア経済の好調さを支えている黄色だ。
この1枚には世界の現状が凝縮されている。
二酸化炭素濃度の増減を示したグラフも驚きだった。50年間にわたってハワイのマウナロア山上空で測定された数値だ。半年おきに激しく上下しながら、確実に右肩上がりに増えている。なぜジグザグになるかの説明が新鮮だった。
地球の緑が北半球に集中しているため、春から夏にかけて、「北半球が太陽の方向に傾いている時、葉が茂る」からだ。この時、光合成によって二酸化炭素を吸収するので、減少するのだという。逆に秋から冬にかけ、葉が散ると、二酸化炭素の量は急激に増える。「地球の深呼吸」と表現している。
328ページもある厚い本だが、写真やイラストが多いために、すいすい読める。値段は2800円と少し高いが、親子で地球の将来を考えるいい教材になる。
ところで、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が、「地球温暖化が起きている」ことを正式に認め、その原因を「90%以上の確立で人為的なもの」と結論づけた。
今世紀中に温室効果ガスの排出量を半分以下に抑えないと、温暖化を止められないこともわかった。京都議定書どころではない。
しかし、その京都議定書でさえ、アメリカとオーストラリアは批准していない。アメリカは世界の30%を排出し、一人あたりでも断トツの1位である。アメリカとオーストラリアは、中国の免責を反対の一つに挙げている。
中国は、批准はしているものの、発展途上国の扱いを受けて、規制対象国から免れている。確かに一人当たりの排出量はまだ少ないが、国家としてみると、アメリカに次ぐ第2位である。アメリカと中国、この二つの大国が大幅な削減に取り組まない限り、青い地球に、やがて黄色信号が点るようになる。世界各地で起きている異常気象や異常現象がそのサインをすでに送っている。
『不都合な真実』を本で読んだ。その中に1枚の感動的な写真がある。アメリカの宇宙探査船が、65億キロメートルの彼方から撮った地球の写真である。
見開きの真っ暗な宇宙空間に、わずか2ミリほどの青い点が見える。それが地球だ。ここに、約66億人の泣き笑い人生が凝縮されている。愛と憎しみ、邂逅と別離、誕生と殺戮、富と貧困、飽食と飢え・・・・・・。
もう1枚、考えさせられる写真がある。アメリカの軍事衛星が撮った地球だ。6カ月間かけて「低速度撮影した世界の夜の様子」である。アフリカ大陸は広範囲に渡って赤く写っている。「火が燃えている場所」だ。たき火で煮炊きをする人が多いからだという。
日本はほぼ全域にわたって白く写っている。電気による照明である。人口密度が高く、どこにも都市がある証明でもある。韓国も白い。しかし、38度線の北側は真っ黒だ。日本海と中国沿岸には青白い海域がある。夜に操業している漁船団の集魚灯の光である。
オーストラリアとカナダはほんの一部を除いて真っ暗。人口が少なく、人が住まない大自然が広がっているのだろう。アメリカ合衆国は、東半分が白く、西半分が白と黒のまだら模様になっている。大西部は、今でも健在らしい。
ロシアとペルシャ湾沿岸には黄色い点が見える。油田から出ている炎だという。とくにロシアは広範囲だ。ロシア経済の好調さを支えている黄色だ。
この1枚には世界の現状が凝縮されている。
二酸化炭素濃度の増減を示したグラフも驚きだった。50年間にわたってハワイのマウナロア山上空で測定された数値だ。半年おきに激しく上下しながら、確実に右肩上がりに増えている。なぜジグザグになるかの説明が新鮮だった。
地球の緑が北半球に集中しているため、春から夏にかけて、「北半球が太陽の方向に傾いている時、葉が茂る」からだ。この時、光合成によって二酸化炭素を吸収するので、減少するのだという。逆に秋から冬にかけ、葉が散ると、二酸化炭素の量は急激に増える。「地球の深呼吸」と表現している。
328ページもある厚い本だが、写真やイラストが多いために、すいすい読める。値段は2800円と少し高いが、親子で地球の将来を考えるいい教材になる。
ところで、「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)が、「地球温暖化が起きている」ことを正式に認め、その原因を「90%以上の確立で人為的なもの」と結論づけた。
今世紀中に温室効果ガスの排出量を半分以下に抑えないと、温暖化を止められないこともわかった。京都議定書どころではない。
しかし、その京都議定書でさえ、アメリカとオーストラリアは批准していない。アメリカは世界の30%を排出し、一人あたりでも断トツの1位である。アメリカとオーストラリアは、中国の免責を反対の一つに挙げている。
中国は、批准はしているものの、発展途上国の扱いを受けて、規制対象国から免れている。確かに一人当たりの排出量はまだ少ないが、国家としてみると、アメリカに次ぐ第2位である。アメリカと中国、この二つの大国が大幅な削減に取り組まない限り、青い地球に、やがて黄色信号が点るようになる。世界各地で起きている異常気象や異常現象がそのサインをすでに送っている。
