11/24(金)
「利子より高い手数料」
表参道にいた。夕方のまだ7時前。軽く食事していこうと思ったが、財布が軽い。駅構内にM銀行のATMを見つけて、1万円を下ろした。ところが、出てきた明細書をよく見ると、105円の手数料を取られている。1%を超えている。預金を預けている銀行から、自分のお金を下ろすのに利子より高い手数料を取られる・・・。
6大金融・銀行グループの9月中間決算が出そろった。1兆7352億円。過去最高益だという。ゼロ%に近い利子、その利子よりはるかに高い手数料、儲かっているはずだ。
10年前、ニューヨークのC銀行では、24時間いつでも手数料なしでお金を引き出せた。休日だろうが、祝日だろうが、真夜中だろうが銀行に行けばお金を引き出せる。入り口で読み取り機にカードを通すだけで扉が開いた。日本では、休日の真夜中、銀行はシャッターを下ろしたままだ。仕方ないので、コンビニで下ろすことになる。当然、高い手数料を取られる。
帰国した当初、その理不尽さを機会あるごとに訴えた。その後、少しずつ改良に向かって進んでいたようにも見えた。しかし、10年経った今、日本の銀行のサービス向上の歩みは遅々として、全くと言っていいほど進んでいないことがわかった。
銀行については言いたいことがたくさんある。前にも書いたが、ATMで下ろせるお金が少額に制限されているのも異常だ。カード犯罪を防ぐためというが、それは偽造されやすいカードを使っている銀行の責任であって、顧客の問題ではない。また、盗難カード対策としても、複数の認証方法を採用するなどして、他人が下ろしにくいシステムを作ることは可能なはずだ。
振込額を制限されるのも納得がいかない。「オレオレ詐欺」の被害を防ぐというが、むしろ「オレオレ詐欺」は少額だから成り立つのであって、高額になると「おかしい」と気づく率が高くなるはずだ。
いずれにせよ、大多数の顧客の利益を優先させるのが銀行のサービスのはずだ。
結局、「顧客のため」という言い訳を使って、銀行自体が損をしないようなシステムにしてしまったのが本当のところではないだろうか。
ところで、政府は景気拡大が戦後最長になったと発表した。4年10カ月(58カ月)連続で上昇を続けているという。ゆっくりと水滴が落ちるように増えていったのだろう。58滴分の拡大である。保険その他の負担増を考えると、実質賃金はむしろ減っている。消費が拡大しないのは当然だ。
景気拡大は、銀行の手数料に代表されるように、「庶民の涙」の滴をかき集めることによってかろうじて成り立っているのだろう。それなのに「いざなぎ景気を超えた」なんて、恥ずかし気もなくよく言える。
表参道にいた。夕方のまだ7時前。軽く食事していこうと思ったが、財布が軽い。駅構内にM銀行のATMを見つけて、1万円を下ろした。ところが、出てきた明細書をよく見ると、105円の手数料を取られている。1%を超えている。預金を預けている銀行から、自分のお金を下ろすのに利子より高い手数料を取られる・・・。
6大金融・銀行グループの9月中間決算が出そろった。1兆7352億円。過去最高益だという。ゼロ%に近い利子、その利子よりはるかに高い手数料、儲かっているはずだ。
10年前、ニューヨークのC銀行では、24時間いつでも手数料なしでお金を引き出せた。休日だろうが、祝日だろうが、真夜中だろうが銀行に行けばお金を引き出せる。入り口で読み取り機にカードを通すだけで扉が開いた。日本では、休日の真夜中、銀行はシャッターを下ろしたままだ。仕方ないので、コンビニで下ろすことになる。当然、高い手数料を取られる。
帰国した当初、その理不尽さを機会あるごとに訴えた。その後、少しずつ改良に向かって進んでいたようにも見えた。しかし、10年経った今、日本の銀行のサービス向上の歩みは遅々として、全くと言っていいほど進んでいないことがわかった。
銀行については言いたいことがたくさんある。前にも書いたが、ATMで下ろせるお金が少額に制限されているのも異常だ。カード犯罪を防ぐためというが、それは偽造されやすいカードを使っている銀行の責任であって、顧客の問題ではない。また、盗難カード対策としても、複数の認証方法を採用するなどして、他人が下ろしにくいシステムを作ることは可能なはずだ。
振込額を制限されるのも納得がいかない。「オレオレ詐欺」の被害を防ぐというが、むしろ「オレオレ詐欺」は少額だから成り立つのであって、高額になると「おかしい」と気づく率が高くなるはずだ。
いずれにせよ、大多数の顧客の利益を優先させるのが銀行のサービスのはずだ。
結局、「顧客のため」という言い訳を使って、銀行自体が損をしないようなシステムにしてしまったのが本当のところではないだろうか。
ところで、政府は景気拡大が戦後最長になったと発表した。4年10カ月(58カ月)連続で上昇を続けているという。ゆっくりと水滴が落ちるように増えていったのだろう。58滴分の拡大である。保険その他の負担増を考えると、実質賃金はむしろ減っている。消費が拡大しないのは当然だ。
景気拡大は、銀行の手数料に代表されるように、「庶民の涙」の滴をかき集めることによってかろうじて成り立っているのだろう。それなのに「いざなぎ景気を超えた」なんて、恥ずかし気もなくよく言える。
