
2/9(土)午後2:00〜2:30 ほか
トラばあの空
「橋上市場がなくなったら?その時はあの世へ行く。」
顔をくしゃくしゃにして笑いながら岩崎トラさん(90歳)、通称「トラばあ」は口癖のように言います。
トラばあは「鉄の街」といわれた太平洋沿岸の岩手県釜石市に2004年一月まであった、
日本で唯一の橋の上のマーケット「橋上市場」の名物ばあさん。
戦後まもない焼け野原の釜石で、五人の子供を育てるため露天商となって六十年。
商売の邪魔だと立ち退きを迫る人々に対して粘り強く交渉し、雨の日も風の日も
橋のたもとで店を開いてきました。
八十歳を過ぎ、長男夫婦に引退を勧められるようになっても、トラばあの市場通いは
終わりませんでした。そして老朽化と周辺の再開発を理由に橋が取り壊された今も、
「居場所はここ」と同じ場所に陣取っています。
「一人家でねまって(座って)いると余計なことを考える。でもここに来れば…。」
しかしそこに再び撤去を迫る動きが。釜石の空の下、トラばあの静かな戦いは続きます。
IBC岩手放送制作
「橋上市場がなくなったら?その時はあの世へ行く。」
顔をくしゃくしゃにして笑いながら岩崎トラさん(90歳)、通称「トラばあ」は口癖のように言います。
トラばあは「鉄の街」といわれた太平洋沿岸の岩手県釜石市に2004年一月まであった、
日本で唯一の橋の上のマーケット「橋上市場」の名物ばあさん。
戦後まもない焼け野原の釜石で、五人の子供を育てるため露天商となって六十年。
商売の邪魔だと立ち退きを迫る人々に対して粘り強く交渉し、雨の日も風の日も
橋のたもとで店を開いてきました。
八十歳を過ぎ、長男夫婦に引退を勧められるようになっても、トラばあの市場通いは
終わりませんでした。そして老朽化と周辺の再開発を理由に橋が取り壊された今も、
「居場所はここ」と同じ場所に陣取っています。
「一人家でねまって(座って)いると余計なことを考える。でもここに来れば…。」
しかしそこに再び撤去を迫る動きが。釜石の空の下、トラばあの静かな戦いは続きます。
IBC岩手放送制作

