
5/4(日)朝9:30〜10:00
シリーズ日本の食 Vol.5
本日開店中 ようこそ高校生レストランへ
三重県多気町にある「まごの店」は、日本で唯一の高校生が運営するレストランです。県立相可(おうか)高校の調理クラブが運営をしています。
県立相可高校は普通科のほか、農業技術をマナブ生産経済科など4学科がある総合高校。中でも食物調理科は、卒業と同時に調理師免許を取ることができる人気の学科です。
しかし、たとえ資格があっても実社会ではすぐに通用しません。そこで、生徒かれたのが村林新吾先生。調理師の専門学校で教えていた経験を基に、生徒たちに本当の力を身につけさせたいと考えています。
村林先生が顧問を務めているのが調理クラブです。「生徒たちに本当の力をつけさせたい」とときに厳しい指導をしています。
「まごの店」は、はじめは小さな屋台から始まりました。「これを地域活性化の目玉にしよう」と考えた町は、3年前、郊外のレジャー施設の一角に相可高校の実習施設として「まごの店」を作ったのです。営業は土曜、日曜の限定。営業時間はたった3時間ですが、毎週、1時間待ちの行列ができるほど人が集まってきます。
この冬、新しく部長に選ばれたのは2年生の西村裕美さん。「まごの店」の人気の秘密をきいてみました。ヒントはどうやら、食材にあるようです。
たとえば、トマト。お店で出る生ゴミを堆肥にして作られたもの。顔がみえる循環サイクルが作られていました。それだけではありません。地の利を生かして、地元特産の高級品も上手に使います。粘り気の強いとろろ芋「伊勢芋」や、松坂牛も手に入るのです。醤油は江戸時代から続く作り酒屋から、卵は選び抜いたエサを使う主人の養鶏場から直接取り寄せます。「まごの店」の半径15キロ以内にある豊かな食材が、店を支えているのです。
もちろん、魚介だって充実しています。多気町の南東に広がる伊勢・志摩は何と言っても伊勢エビの本場。また、紀伊半島を南下した尾鷲市の港には、鯛の養殖場があります。天然のイワシとエビの頭をエサに使って育てた鯛は、天然のものと比べてもひけをとらないおいしさです。この鯛にであって生まれたのが「真鯛のごま茶漬け定食」です。
取材に訪れた2月の日曜日。売り上げは29万7000円でした。このお金は実習用の食材費やクラブ、「まごの店」の運営費に充てられます。
生産者と関わり合いながら、地元の人に地元の食材を提供する。この経験を通して、腕だけでなく、食の心も磨きながら、高校生レストランは本日も開店中です!
ナレーター:室井 滋
本日開店中 ようこそ高校生レストランへ
三重県多気町にある「まごの店」は、日本で唯一の高校生が運営するレストランです。県立相可(おうか)高校の調理クラブが運営をしています。
県立相可高校は普通科のほか、農業技術をマナブ生産経済科など4学科がある総合高校。中でも食物調理科は、卒業と同時に調理師免許を取ることができる人気の学科です。
しかし、たとえ資格があっても実社会ではすぐに通用しません。そこで、生徒かれたのが村林新吾先生。調理師の専門学校で教えていた経験を基に、生徒たちに本当の力を身につけさせたいと考えています。
村林先生が顧問を務めているのが調理クラブです。「生徒たちに本当の力をつけさせたい」とときに厳しい指導をしています。
「まごの店」は、はじめは小さな屋台から始まりました。「これを地域活性化の目玉にしよう」と考えた町は、3年前、郊外のレジャー施設の一角に相可高校の実習施設として「まごの店」を作ったのです。営業は土曜、日曜の限定。営業時間はたった3時間ですが、毎週、1時間待ちの行列ができるほど人が集まってきます。
この冬、新しく部長に選ばれたのは2年生の西村裕美さん。「まごの店」の人気の秘密をきいてみました。ヒントはどうやら、食材にあるようです。
たとえば、トマト。お店で出る生ゴミを堆肥にして作られたもの。顔がみえる循環サイクルが作られていました。それだけではありません。地の利を生かして、地元特産の高級品も上手に使います。粘り気の強いとろろ芋「伊勢芋」や、松坂牛も手に入るのです。醤油は江戸時代から続く作り酒屋から、卵は選び抜いたエサを使う主人の養鶏場から直接取り寄せます。「まごの店」の半径15キロ以内にある豊かな食材が、店を支えているのです。
もちろん、魚介だって充実しています。多気町の南東に広がる伊勢・志摩は何と言っても伊勢エビの本場。また、紀伊半島を南下した尾鷲市の港には、鯛の養殖場があります。天然のイワシとエビの頭をエサに使って育てた鯛は、天然のものと比べてもひけをとらないおいしさです。この鯛にであって生まれたのが「真鯛のごま茶漬け定食」です。
取材に訪れた2月の日曜日。売り上げは29万7000円でした。このお金は実習用の食材費やクラブ、「まごの店」の運営費に充てられます。
生産者と関わり合いながら、地元の人に地元の食材を提供する。この経験を通して、腕だけでなく、食の心も磨きながら、高校生レストランは本日も開店中です!
ナレーター:室井 滋
