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素敵な宇宙船地球号
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放送内容
11/4(日)午前9:30〜10:00
「台所から地球が見える」
マツタケが警告する秋の異変

おいしいものがたくさん実る秋、食欲の秋・・・・・・・。しかし、今や殆どの野菜や果物が人間に改良され、収穫の時期まで操作されていると言われます。そんななか、人間の言うことなど聞かない秋の味覚があります。マツタケです。1週間気象状況が変わるだけで不作になるそうです。平安時代からのマツタケ産地だった京都・岩倉では、いま、マツタケが激減しています。40年間マツタケの生態を研究し続けてきた吉村文彦博士は、いま京都市から譲り受けた山を整備し、京(みやこ)マツタケの再生に取り組んでいます。京都では地下10センチの温度が2日以上19度以下にならないとマツタケは発芽しません。ところが、今年の発芽期、地中の温度は一度も19度以下になっていないのです。「『絶滅種まつたけ』になってしまうかも知れない」と吉村先生は言います。
戦後の開発ラッシュや林業の衰退で、山は荒廃し、マツタケは激減。90年代以降はこれに温暖化が拍車をかけ、いまや最盛期の200分の1も採れないのです。市場に出回るのは、ほとんどが輸入物で、その9割以上が中国産。
中国・雲南省に6000メートル級の山々が連なるこの地域の一角に、シャングリラというマツタケの一大産地があります。街には毎日地元の人たちが山で採ってきたマツタケを売りに来る、専門の市が立ちます。それをバイヤーたちが一本一本品定めをして買い上げていくのです。人々は一年の現金収入の殆どをこの時期に稼ぎます。マツタケシーズンである6〜10月は、テント村ができるほど皆採りにきます。この辺りでは標高3000〜4000メートルの高地にマツタケが生えていますが、近年採れる場所の標高が高くなってきています。そしてここ数年、雲南省では、マツタケの収穫量が激減していました。それは異常気象と関係が深いようです。集中豪雨が毎年のように中国各地を襲い、土石流が田んぼや畑を押し流します。その一方で雨季になっても雨が一向に降らない地域もあり、干ばつの被害も深刻化していました。いったい何が起きているのでしょうか。

ナレーター:緒形 拳
放送時間
日曜 
午前9:30〜10:00