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素敵な宇宙船地球号
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4/15(日)午前9:30〜10:00
「がんばれ!八重山農高エコリサーチ部」
〜石垣島の自然を守る青春跡〜

近頃の離島ブームで、沖縄・石垣島にはたくさんの人が訪れています。急増する観光客に対応するため、島では急ピッチで開発が進んでいます。
島にある八重山農林高等学校は、昭和12年開校の八重山諸島で一番古い高校です。校内では、牛やダチョウなどたくさんの家畜や動物が飼育されています。また、畑で農薬をほとんど使わずに育てた野菜を地元の人に販売もしています。
この高校には、ユニークな部活があります。その名も「エコリサーチ部」。主な活動は、島内の生態調査です。2005年には、島内の「オオヒキガエル」の調査で環境大臣賞を受賞しました。外来種であるオオヒガエルを捕まえ、解剖し、胃の内容物を調べます。また、小川ではオタマジャクシを観察するなど、継続的な調査を進めています。毒性が強いオオヒキガエルの増殖によって、来種への影響が心配されるからです。
3年生の識名真一くんは、生き物が好きでエコリサーチ部に入部しました。活動を通して島の素晴らしさを改めて知ったといいます。と同時に、島の自然が直面しているさまざまな危機も同じくらい知ったそうです。
彼が生まれ育った、石垣島西海岸にある米原地区。珊瑚礁が広がる青い海。リゾート地に開発するには、格好の場所です。もちろん、識名くんは開発には「バリバリ反対派」。彼だけではありません。開発に反対の声をあげる人々は多く、当初13階建の大型ホテルの建設が予定されていたところも、反対運動によって5階建てに縮小されました。着工予定も宙に浮いたままです。
一方で、人口130人ほどの小さな集落には、都心から移り住む人を歓迎せざるをえない状況があるのも事実。小中学校の存続問題など、環境保護という視点だけでは語れない現実もあります。
昨年10月20日、新空港の起工式が行われました。6年後には中型のジェット機が飛ぶ空港ができます。開発か、環境保護か。30年近く、島を二分して争われてきた新空港建設。エコリサーチ部でも、改めて地域の発展と自然保護の両立について話し合うきっかけとなりました。
空港は、海を汚し、自然を壊します。けれども、島の経済を支える農産物を島外で運び売るには、大量の輸送手段が必要です。楽園と呼ばれる石垣島の大きな課題を、若い世代も肌で感じています。自分も含めて「人間も外来種」。と識名くん。この春、高校を卒業し、人間と自然や動物が共存する道を探し続けて、自らの将来を探しているところです。

ナレーター:室井 滋
放送時間
日曜 
午前9:30〜10:00