
3/25(日)午前9:30〜10:00
「世界遺産の光と影 Vol.6 知床漁師 悲しみの海峡」
〜北の海に生きる男たちの闘い〜
2005年7月、北海道の知床が世界自然遺産に登録された。登録後には多くの観光客が訪れるようになり、その経済効果は5年で1千億円以上にもなるという。このように世界遺産として注目される裏で、知床の海に、ある悲しい変化が起きていた。
根室海峡に面する羅臼町。人口は6千5百人、その半分が漁業関係者の町。根室海峡は世界三大漁場のひとつとされ、中でもスケトウダラの漁獲量は群を抜いていた。しかし、現在、漁獲量は激減している。その理由のひとつとして、地球温暖化の影響があります。ここ100年ほどでオホーツク海の平均気温が0.8度上昇し、流氷の量は4割減少しました。流氷が消えた羅臼の海からは、スケトウダラもまた姿を消した。
それだけではありません。目と鼻の先にあるロシアで、80年代以降、スケトウダラの乱獲が行われるようになったことも大きな原因。羅臼では、伝統的な漁法により目的の魚以外は獲らないようにしている。一方ロシアでは、大型トロール船が魚という魚を一網打尽にしている。危機に瀕した羅臼の漁師たちはロシアに猛抗議をしたものの、状況は変わらず。羅臼でのスケトウダラの漁獲量は10分の1以下にまで激減。追い込まれた羅臼漁協は95年、自らを守るため、48隻もの自主減船を行うという悲しい選択を余儀なくされた。
ナレーター:緒形 拳
〜北の海に生きる男たちの闘い〜
2005年7月、北海道の知床が世界自然遺産に登録された。登録後には多くの観光客が訪れるようになり、その経済効果は5年で1千億円以上にもなるという。このように世界遺産として注目される裏で、知床の海に、ある悲しい変化が起きていた。
根室海峡に面する羅臼町。人口は6千5百人、その半分が漁業関係者の町。根室海峡は世界三大漁場のひとつとされ、中でもスケトウダラの漁獲量は群を抜いていた。しかし、現在、漁獲量は激減している。その理由のひとつとして、地球温暖化の影響があります。ここ100年ほどでオホーツク海の平均気温が0.8度上昇し、流氷の量は4割減少しました。流氷が消えた羅臼の海からは、スケトウダラもまた姿を消した。
それだけではありません。目と鼻の先にあるロシアで、80年代以降、スケトウダラの乱獲が行われるようになったことも大きな原因。羅臼では、伝統的な漁法により目的の魚以外は獲らないようにしている。一方ロシアでは、大型トロール船が魚という魚を一網打尽にしている。危機に瀕した羅臼の漁師たちはロシアに猛抗議をしたものの、状況は変わらず。羅臼でのスケトウダラの漁獲量は10分の1以下にまで激減。追い込まれた羅臼漁協は95年、自らを守るため、48隻もの自主減船を行うという悲しい選択を余儀なくされた。
ナレーター:緒形 拳
