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素敵な宇宙船地球号
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放送内容
3/11(日)午前9:30〜10:00
「日本ふしぎ“音”紀行」
〜脳と自然の調べの秘密〜

日本人は古来、ししおどしや風鈴、水琴窟、虫聞きなど、音を楽しむ習慣があった。江戸時代の俳人、松尾芭蕉は生涯で残した980の句のうち、実に139句で音のある風景を詠んでいる。有名な一句「閑さや 岩にしみ入る 蝉の声」は山寺に響くセミの声を聞いて「静けさ」を感じた独特の情感。芭蕉がこの句を詠んだ山形県の立石寺を訪れたのは今の暦で7月7日前後といわれ、初夏に鳴くニイニイゼミに静けさを感じたとみられている。
木々のざわめき、風鈴の音、波の音、鳥のさえずり……日本人の好きな音には自然が奏でる音が多く、番組の調べで「あなたが癒される音は?」という質問に最も多い回答が寄せられた「川のせせらぎ」を日本音響研究所で調べてもらい。すると、川のせせらぎにはさまざまな音域が混在する中に、規則的な波、しかも機械とは違って微妙に不規則な波「ゆらぎ」が含まれることがわかった。これが心地よさの秘密だという。ほかにも心地よい音を分析してみると、夏の風物詩、風鈴には最も心地よいとされる「f分の1」という「ゆらぎ」があった。その秘密は切り口のギザギザ。やすりで磨きはしても、あえてギザギザを残しているのです。ツルツルにしてみると、平坦な音に変わり、波形からも「ゆらぎ」が消えてしまいました。また、煩悩を振り払う除夜の鐘の音は「f分の1ゆらぎ」の中でも特に理想的な音。虫の音を真似る江戸屋子猫師匠の芸には本当の虫の音以上にいい音の条件が揃っていた。


ナレーター:緒形 拳  ナビゲーター:川井 郁子
放送時間
日曜 
午前9:30〜10:00