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放送内容
出演者から
放送内容
9/6(土) 夜10:00〜11:55 ほか
出演 中村うさぎ(作家)金子勝(慶応大学教授)山口二郎(北海道大学教授)ほか

福田首相の突然の辞任。その背景は?
また候補者乱立の自民党総裁選は?
ポスト福田が抱えることになる政治課題なども
合わせて検証する。

司会:中村うさぎ(作家)

パネリスト:金子 勝(慶応大学教授)
       山口二郎(北海道大学教授)
       柴田徳太郎(東京大学大学院教授)
       西崎文子(成蹊大学教授)
       石田英敬(東京大学情報学環教授)




終わりが見えない米国不況
1.9月5日付ブルームバーグよれば、米国抵当銀行協会が実施した調査結果で新しい差し押さえの増加率が1.19%まで上がっている。同調査が行われた29年間で、史上初めて増加率が1%線に超えた。また、差し押さえのプロセスにある住宅の割合は2.75%。これは2005年と比べて3倍。さらに、延滞率は6.41%で、これも史上最高だ。
プライムARMの新しい差し押さえは1.82%で、前年の今の0.58%と比べて3倍の増加。
長く延滞しているプライムARMは6.78%で、前年の2.02%と比べて3倍以上だ。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=aMn7WL5p0Q6Y&refer=home
およびhttp://interestrateroundup.blogspot.com/2.非農業部門の雇用者数も前月に比べ8万4000人減少し、8カ月連続のマイナス。失業率(軍人を除く)も前月より0.4ポイント高い6.1%に急上昇した。9月5日付ウォールストリートジャーナル紙の経済ブログによれば、多くのアナリストが失業率の急上昇は住宅市場のメルトダウンや金融市場の混乱が実体経済まで及んでいると読んでいる。
http://blogs.wsj.com/economics/2008/09/05/economists-react-jobs-report-screams-recession/?mod=homeblogmod_realtimeeconomics
3.ハーバード大学のロゴフ教授は、米国の金融市場がかなり縮小せざるをえず、これから大手銀行いくつかが倒産したり合併したりするなどのショックも来ると考えている。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=admWYNXiEBEs&refer=home
http://www.reuters.com/article/companyNewsAndPR/idUSSP21695020080819?sp=true
4.ウォーレン・バフェット氏がファニーメイとフレッディマックの正味資産はゼロで、「ゲームは終わっている」と言っている。GSE問題は深刻だ。政府の救済策の裏側で、株主責任を問うなら両社の株価をゼロにすべきだが、銀行も株主であり、銀行のバランスシートがさらに悪化する。また配当が高い(まだ払われている)優先株を所有する海外の投資家が補償を要求しているが、納税者の納得が得られるか。来月にファニーメイとフレディマックが数千億ドルの債券を借り換える必要があるが、問題が表面化する可能性がある。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=aEiUti0bd160&refer=home5.商業用不動産担保証券の債務不履行率が上昇しているが、上がれば上がるほどスプレッドが拡大して問題が悪化することになる。8月22日付ニューヨークタイムズ紙によれば、商業用不動産に関する関心が強まっている。
http://calculatedrisk.blogspot.com/2008/08/cmbx-cliff-diving.html
http://www.nytimes.com/2008/08/22/business/22commercial.html
6.これからカードローン、住宅ローンそして商業用不動産ローンの三つの延滞率が同時に急上昇しそうだ。
http://www.federalreserve.gov/releases/chargeoff/delallsa.htm
http://calculatedrisk.blogspot.com/2008/08/fed-delinquency-rates-increased-sharply.html
7.8月25日付ブルームバーグによれば、短期金融市場で混乱が悪化している。銀行間の貸出スプレッドは、FFレートより77ベーシスポイント高い。ライボーとOISのスプレッド25ベーシスポイントまで下がるのは2010年6月になると予想されている。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601109&sid=aa9qsN2KBb0Y&refer=home
8.米ワイオ ミング州ジャクソンホールで開催された年次シンポジウムで、FRBがウォール街と経済のどちらを優先しているかについての論争が起きている。FRBはウォール街に(政治的に)近すぎていると主張している元イングランド銀行のブイター・ロンドンスクール教授が146ページの論文を出した。
http://www.nakedcapitalism.com/2008/08/buiter-provokes-wrath-at-jackson-hole.html
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601087&sid=ayUAEYi51WG0&refer=home
http://blogs.wsj.com/economics/2008/08/23/a-misguided-federal-reserve-or-one-that-saved-the-day/
欧州へ波及する景気減速
1.8月13日のブルームバーグでのポッドキャスト・インタビューで、ドイツ銀行のチーフエコノミストは、スペインの住宅バブル崩壊と不況はすでに深刻であると語る。米国銀行の資産は約3年間で15%ほど減り、欧州の銀行の資産は12%ぐらい縮小するだろうと見通す。かなり厳しい信用逼迫になるだろう。
http://www.bloomberg.com/tvradio/podcast/ontheeconomy.html
2.8月25日付英タイムズによれば、英国の投資家が所有する株の価値が昨年5月の2096億ポンドから今は1616億ポンドまで下落している。また、住宅価格の下落により、損失は既に4000億ポンドに達成している。消費への悪影響は避けられない。
http://extras.timesonline.co.uk/pdfs/biz/bizfront25.pdf
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/industry_sectors/banking_and_finance/article4602683.ece
同日付同紙によれば、家計の平均可処分所得は昨年の1425ポンドから1210ポンドまで下がっておいる。4.4%の公式インフレ率と比べて、衣類、食料、燃料や住宅ローンの平均増加率は8%である。(食料(25%増加)、燃料(とくに天然ガス代の上昇は61%)、エネルギーや税金のコストは昨年から約2500ポンド上がっている。
http://business.timesonline.co.uk/tol/business/economics/article4603164.ece3.以下のサイトを見ると、ヨーロッパ経済の悪化が進んでいることが分かる。
http://globaleconomydoesmatter.blogspot.com/2008/08/eurozone-recession-on-horizon.html
衰退する米国の覇権
1.ファニーメイとフレッディマックなどGSEの発行証券を持つのは、中国・ロシアなど、米国の同盟国ではない。8月22日付ブルームバーグによれば、中国が所有する、を含む米国機関債は3760億ドルだ。ほとんど中国政府の投資である。
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601080&sid=aslo2E01QVFI&refer=asia
2.ロシアも1000億ドルほどを所有している。ちなみに、日本は所有する総額2280億ドルである。
http://www.reuters.com/article/rbssFinancialServicesAndRealEstateNews/idUSL1251077920080712

ペイリン副米大統領候補は新たな爆薬庫か
1.ギャラップなどが実施する世論調査では、オバマが再び盛り返す傾向がある。
http://tpmelectioncentral.talkingpointsmemo.com/polltracker/pres_08/
2.共和党の副大統領候補ペイリンは、ラスカ独立運動のメンバー、公共事業を何回も要求した、妊婦している17歳の娘などなどのペイリンは爆薬庫だ。共和党大会初日に、ワシントンポスト、NYTなどのフロントでいくつかのペイリン問題についての記事が出ている。ペイリンの副大統領指名で批判的な調査ジャーナリズムのターゲットになっている。ジャーナリストは、彼女の歴史や活動に関する調査を始めたばかりだ。
http://www.nytimes.com/2008/09/02/us/politics/02vetting.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/09/01/AR2008090103148.html
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/09/01/AR2008090103127.html
3.最近までにメディアと非常によい関係がったマケインは、メディアに対して感情的な反発をしている。9月3日付ウォールストリート・ジャーナル紙(有料)によれば、マケインがCNNの「ラリー・キング・ライブ」という有名番組のインタビューを急にキャンセルした。理由は、同局の月曜日のニュース番組でマケインのキャンペーン代表者はペイリンの経験などの鋭い質問に聞かれたことのようだ。
http://jp.youtube.com/watch?v=UYYiw_y2qDI4.CBSニュース9月2日放送は、番組でペイリン氏をインタビューしたいが、共和党キャンペーンが彼女を隠退させようとしているらしいと記者が言っている。
http://www.dailykos.com/storyonly/2008/9/2/20101/59441/873/583912
放送時間
初回放送
第1土曜 夜10:00〜11:55
再放送
第1土曜 深夜3:00〜4:55
翌日曜 午後4:00〜5:55
翌水曜 夜10:00〜11:55
翌水曜 深夜3:00〜4:55
翌木曜 午後2:00〜3:55
レギュラー出演者
金子 勝
金子 勝
慶応義塾大学教授
アンドリュー・デウイット
アンドリュー・デウイット
立教大学経済学部教授
中村 うさぎ
中村 うさぎ
(司会)
作家