パキスタンの政局とテロとの戦い
勢いづくタリバン

一旦は壊滅状態になったと思われたアフガニスタンのタリバン。
その残存勢力はパキスタンとの国境付近、トライバルエリアで息を吹き返そうとしている。
トライバルエリアはイギリスがアフガニスタンを植民地支配していた時代にも武装勢力を制圧できなかった地域だ。
韓国人ボランティアの誘拐やアメリカを始めとするNATO軍との戦闘が激しさをまし、再び大量の難民がパキスタン難民キャンプに流れ込むなどタリバン存在感が増してきた。
アフガニスタンは1979年、旧ソビエトの突然の侵攻で内戦状態になった。
このときイスラムゲリラは7つの勢力に別れ、旧ソビエトが支援するナジブラ政権と長い内戦を戦った。
アメリカはパキスタンを通してイスラムゲリラを支援していた。
このため旧ソビエトは1万3千人もの兵士が死亡し、88年アフガニスタンから撤退した。
共通の敵を失った後、イスラムゲリラ同士の戦闘が始まり、アフガニスタンは再び内戦状態になった、
祖国の窮状を救おうとパキスタンにあるアフガニスタン難民キャンプの神学校の生徒も加わりイスラム原理主義を掲げるタリバンが生まれた。
無論、学生だけでは強力な武装集団は作れない。
パキスタン軍の影がちらつく。
そして今、アメリカの後押しでムシャラフ政権はタリバン制圧に乗り出し、神学校などから武器の押収などを行っているが、もともとパキスタン軍とタリバンは近い存在だったし、国際情勢が変化するたびに方針を変えるアメリカをパキスタンは本当には信用していない。
現に成果が上がらないムシャラフ軍事政権に業をにやし、アメリカはブット元首相やシャリフ元首相など民主勢力との距離を縮めようとしている。
ナジブラ政権時代やタリバン政権時代に何度かアフガニスタンとパキスタン難民キャンプを取材し、最もイスラム原理主義に近かったイスラム党のヘクマチアル氏にインタビューしたり(写真)タリバン兵士の取材もしたが、残念ながらイスラム過激派同士の違いやタリバン兵士の本音は聞き出せなかった。
ましてや敵意をむき出しにした戦闘状態では相互理解など望むべくもない。
他国の人々の気持ちや宗教それに文化を理解しないまま近代兵器を持ち込んで制圧しようとしても失敗するという教訓は歴史が何度も教えてくれている。
アメリカのテロとの戦いはますます混迷を深めそうだ。
一旦は壊滅状態になったと思われたアフガニスタンのタリバン。
その残存勢力はパキスタンとの国境付近、トライバルエリアで息を吹き返そうとしている。
トライバルエリアはイギリスがアフガニスタンを植民地支配していた時代にも武装勢力を制圧できなかった地域だ。
韓国人ボランティアの誘拐やアメリカを始めとするNATO軍との戦闘が激しさをまし、再び大量の難民がパキスタン難民キャンプに流れ込むなどタリバン存在感が増してきた。
アフガニスタンは1979年、旧ソビエトの突然の侵攻で内戦状態になった。
このときイスラムゲリラは7つの勢力に別れ、旧ソビエトが支援するナジブラ政権と長い内戦を戦った。
アメリカはパキスタンを通してイスラムゲリラを支援していた。
このため旧ソビエトは1万3千人もの兵士が死亡し、88年アフガニスタンから撤退した。
共通の敵を失った後、イスラムゲリラ同士の戦闘が始まり、アフガニスタンは再び内戦状態になった、
祖国の窮状を救おうとパキスタンにあるアフガニスタン難民キャンプの神学校の生徒も加わりイスラム原理主義を掲げるタリバンが生まれた。
無論、学生だけでは強力な武装集団は作れない。
パキスタン軍の影がちらつく。
そして今、アメリカの後押しでムシャラフ政権はタリバン制圧に乗り出し、神学校などから武器の押収などを行っているが、もともとパキスタン軍とタリバンは近い存在だったし、国際情勢が変化するたびに方針を変えるアメリカをパキスタンは本当には信用していない。
現に成果が上がらないムシャラフ軍事政権に業をにやし、アメリカはブット元首相やシャリフ元首相など民主勢力との距離を縮めようとしている。
ナジブラ政権時代やタリバン政権時代に何度かアフガニスタンとパキスタン難民キャンプを取材し、最もイスラム原理主義に近かったイスラム党のヘクマチアル氏にインタビューしたり(写真)タリバン兵士の取材もしたが、残念ながらイスラム過激派同士の違いやタリバン兵士の本音は聞き出せなかった。
ましてや敵意をむき出しにした戦闘状態では相互理解など望むべくもない。
他国の人々の気持ちや宗教それに文化を理解しないまま近代兵器を持ち込んで制圧しようとしても失敗するという教訓は歴史が何度も教えてくれている。
アメリカのテロとの戦いはますます混迷を深めそうだ。
| ■ コメント |
テロ特措法が議論されているが、テロについての情報が極めて少ないと感じている。 抽象論として「国際貢献」、「テロとの戦い」という言葉が繰り返され、挙句に「各国に感謝されるからすべきだ」という議論まで平然と公共放送で繰り返されている。 そんな中で上記取材は大変興味深かった。 もっと頻繁に中東情勢を報道してほしいと思う。 また「国益の為にはしょうがないという」と発言する評論家もよく番組に出演しているが、誤爆で犠牲者となった人の肉親、戦火で村を捨てざるを得なかった難民の気持ちをこの人達は理解できないのか? と思ってしまう。 抽象論しか振り回せない評論家ではなく、具体的な状況を理解しているNGO関係者等現地の実情に詳しい人の意見を聞くべきではなかろうか。
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投稿者:houdou |
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2007.09.25 20:58 |
