キリンやシマウマが闊歩する比の小島
マルコス元大統領のやっかいな遺産

フィリピンの西のはずれにあるパラワン諸島。
小さな島が転々と南シナ海に張り出している。
日本人のダイバーにはおなじみの島だ。
パラワン諸島にはダイバーも近づかない島がある。
マニラから南300キロにぽっかりと浮かぶ直径6キロの小さな島、カラウィット島だ。
島にはホテルも交通手段もない。
そのかわりにキリンやシマウマそれにアフリカ産の鹿エランドなどが繁殖し島の中を闊歩している。
キリンが珊瑚礁の浜を歩いているのを見ると奇妙な感覚に襲われる。
そもそもフィリピンにはいるはずのないキリンやシマウマはマルコス元大統領がアフリカから持ち込んだものだ。
最初は全部で100頭ぐらいだったが、ライオンなどの天敵がいない小島で猛烈に繁殖、今では600頭以上になってしまった。
マルコス政権が倒れた後は省みる人もいなくなり、管理事務所も壊れたまま。
一方で、アフリカ産の動物の繁殖で生態系が崩れ、在来種のパラワン・ベア・キャットなどが激減、絶滅の危機に瀕している。
さらにマルコス元大統領はアフリカ産の動物を持ち込むと同時に島に住んでいた住人を追い出した。
その住人が徐々に戻ってきて、管理の行き届かない島でマングローブなどの樹木を勝手に伐採し、さらに島は荒れ始めている。
マルコス元大統領はカラウイット島を狩場にしようとしたという噂は今でも根強く残っている。
マルコス政権の厄介な負の遺産は政権崩壊後20年以上経った今でもフィリピンの果ての小さな島にまで残っている。

フィリピンの西のはずれにあるパラワン諸島。
小さな島が転々と南シナ海に張り出している。
日本人のダイバーにはおなじみの島だ。
パラワン諸島にはダイバーも近づかない島がある。
マニラから南300キロにぽっかりと浮かぶ直径6キロの小さな島、カラウィット島だ。
島にはホテルも交通手段もない。
そのかわりにキリンやシマウマそれにアフリカ産の鹿エランドなどが繁殖し島の中を闊歩している。
キリンが珊瑚礁の浜を歩いているのを見ると奇妙な感覚に襲われる。
そもそもフィリピンにはいるはずのないキリンやシマウマはマルコス元大統領がアフリカから持ち込んだものだ。
最初は全部で100頭ぐらいだったが、ライオンなどの天敵がいない小島で猛烈に繁殖、今では600頭以上になってしまった。
マルコス政権が倒れた後は省みる人もいなくなり、管理事務所も壊れたまま。
一方で、アフリカ産の動物の繁殖で生態系が崩れ、在来種のパラワン・ベア・キャットなどが激減、絶滅の危機に瀕している。
さらにマルコス元大統領はアフリカ産の動物を持ち込むと同時に島に住んでいた住人を追い出した。
その住人が徐々に戻ってきて、管理の行き届かない島でマングローブなどの樹木を勝手に伐採し、さらに島は荒れ始めている。
マルコス元大統領はカラウイット島を狩場にしようとしたという噂は今でも根強く残っている。
マルコス政権の厄介な負の遺産は政権崩壊後20年以上経った今でもフィリピンの果ての小さな島にまで残っている。
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