フィリピンに住むアフリカ系の人々
原始生活を続けるアエタ族

フィリピンに住む人のほとんどがマレー系だ。
マレー人は海洋民族で、フィリピンのほかにマレーシアやインドネシアに多く住んでいる。
タガログ語で町内のことを「バランガイ」と呼ぶが、もともと「バランガイ」は船の意味で、同じ船に乗る人つまり親しい間柄という意味が変わったものだ。
そのフィリピンにわずかだが山岳民族がいる。
そのひとつがアエタ族だ。
2万年以上昔、地球がまだ氷河期だったころに中央アジアから氷の上を歩いてフィリピンにやってきたといわれる民族で、「ネグリート」と呼ばれるアフリカ系の人々だ。
山岳民族のアエタ族は海洋民族だったマレー系の人たちとは交流を持たず、山奥で原始的な生活を守ってきた。
1930年代アエタ族と最初に交流を持ったのはフィリピンを支配していたアメリカだった。
単なる交流がアメリカにとって重要な意味を持つようになるのは70年代のベトナム戦争だ。
今のイラク同様、アメリカはベトナム戦争で苦戦していた。
海兵隊や戦闘機のパイロットは北ベトナム軍の砲火を浴び、ジャングルの中に一人取り残される危険と背中合わせだった。
そこでアメリカは原始的な生活のプロのアエタ族にジャングル・サバイバル術を習った。
火のおこし方、水を蓄える竹の見分け方それに石鹸の代わりになる草の見分け方など、およそ20万人の米兵が真剣にアエタ族の講義を聞いたといわれる。
米軍がフィリピンから撤退した後は基地の跡地で観光客に火のおこし方などを見せわずかな生活費を得ていた。(写真)
しかし、91年のピナツボ火山の大噴火で山すその狩猟地を失い、次第に都市に流れ込んできている。
アエタ族が山間を追われ、山岳民族ではなくなる日が来そうだ
フィリピンに住む人のほとんどがマレー系だ。
マレー人は海洋民族で、フィリピンのほかにマレーシアやインドネシアに多く住んでいる。
タガログ語で町内のことを「バランガイ」と呼ぶが、もともと「バランガイ」は船の意味で、同じ船に乗る人つまり親しい間柄という意味が変わったものだ。
そのフィリピンにわずかだが山岳民族がいる。
そのひとつがアエタ族だ。
2万年以上昔、地球がまだ氷河期だったころに中央アジアから氷の上を歩いてフィリピンにやってきたといわれる民族で、「ネグリート」と呼ばれるアフリカ系の人々だ。
山岳民族のアエタ族は海洋民族だったマレー系の人たちとは交流を持たず、山奥で原始的な生活を守ってきた。
1930年代アエタ族と最初に交流を持ったのはフィリピンを支配していたアメリカだった。
単なる交流がアメリカにとって重要な意味を持つようになるのは70年代のベトナム戦争だ。
今のイラク同様、アメリカはベトナム戦争で苦戦していた。
海兵隊や戦闘機のパイロットは北ベトナム軍の砲火を浴び、ジャングルの中に一人取り残される危険と背中合わせだった。
そこでアメリカは原始的な生活のプロのアエタ族にジャングル・サバイバル術を習った。
火のおこし方、水を蓄える竹の見分け方それに石鹸の代わりになる草の見分け方など、およそ20万人の米兵が真剣にアエタ族の講義を聞いたといわれる。
米軍がフィリピンから撤退した後は基地の跡地で観光客に火のおこし方などを見せわずかな生活費を得ていた。(写真)
しかし、91年のピナツボ火山の大噴火で山すその狩猟地を失い、次第に都市に流れ込んできている。
アエタ族が山間を追われ、山岳民族ではなくなる日が来そうだ
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