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カンボジア
プノンペン交通事情

静かなプノンペン.bmp90年代自転車に代わってバイク.bmp
カンボジアの首都プノンペンを初めて訪ねたのは20年前だ。
ポチェントン国際空港は木造の小屋のようだった。
入国と税関の申請書はかつての宗主国に合わせフランス語、適当に書いたが
どうも空港係官もよくフランス語が読めない様子で無事パス。
粗末な空港ロビーに旧ソビエトのロケットと初めて宇宙飛行をしたガガーリン
飛行士の写真が飾ってある。
プノンペン政権がベトナム、旧ソビエトの支援を受けている実感が湧いてくる。
空港前の広場に出ると数十人の乗客にはそれぞれ迎えが来ていて
あっという間に空港は空っぽ。
聞けば一日に数回の到着しかなく、今日の到着便はもうないという。
迎えに来るはずの外務省職員が来ない。
当時のカンボジアにはリムジンはおろか定期バスもなく、また電話もないから
待つ以外に方法がない。
30分ほど遅れて外務省職員のヘンさんが旧ソビエト製の車で迎えに来た。
プノンペン市内に入っても道路にはシクロと呼ばれる三輪自転車の公共の
乗り物と政府所有のこれも古めかしい旧ソビエト製の車が数台あるだけだ(写真)。
ポルポト政権は原始共産主義を唱え国民を都市から追い出したが、ポルポト政権が
プノンペンから撤退してわずか5年しか経っていないプノンペンは閑散としていた。
それからほぼ毎年プノンペンを訪れたが、徐々に車が増えた。
特に92年のUNTAC国連暫定統治以降は日本のオートバイと車でラッシュが始まった(写真)。
最後にプノンペンを訪ねたのは5年ほど前だが、確かに車とオートバイそれに
中国語の看板が増えたという印象をもった。
華僑や華人それに中国人が大勢プノンペンにやってきて商売を始めた証拠で、
道路を埋め尽くす車やオートバイもその影響を受けたに違いない。
バンコク週報によれば現在は左右前後を良く見ないと交通事故に遭うほどだという。
かつて中国の文化大革命を模倣し、中国の支援を受けていたポルポト政権。
プノンペンで市場経済を旗印に活発にビジネスを展開する中国人の姿を
ポルポトが目の当たりに出来たとしたら、どう思うのだろうか。
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放送時間
初回放送
朝ジャ!
水曜 朝6:40〜6:55
再放送
水曜 朝7:40〜7:55
木曜 朝7:10〜7:25
金曜 朝7:40〜7:55
土曜 朝5:25〜5:40
日曜 朝5:25〜5:40
レギュラー出演者
直井謙二
直井謙二
キャスター
84年から01年の17年間のうち13年間をアジア諸国に滞在。アジア激動の時代にクーデター、災害、事件事故、国際会議を取材した。
帰山由香
帰山由香
アシスタント