
永田町の舞台裏 07.01.06号
未来がさっぱり分からない
まず永田町のみなさま。新春のお喜びを申し上げるとともに、早々に少しお願いをいたします。
7月に参院選を控えた今年は、業界でだれもが口をそろえるように、政治が激動する1年になるかもしれません。確かに、自民=公明陣営が参院で過半数を維持するのは容易ではないでしょう。参院選後の政界再編、政権交代がぼんやりと浮かんできます。いまの安倍さんの振る舞いを見ていると、参院選まで持ち堪えられずに退陣という可能性さえ否定できません。一方で、野党民主党もイマイチ感が拭えません。参院選に敗北となれば、党解体も現実味を帯びますね。
永田町の方々がいろんな思惑で離合集散するのは政治の常で、目くじらを立てるべきものではないとは考えています。理想が高邁だとか、人格骨品が高潔だとかは、そもそも期待しておりません。ただ、しかし、政局を動かす際には、ぜひとも旗幟を、つまり自らの政策的ポジションを鮮明にしていただきたいのです。
昨今の永田町にはウソがまかり通っています。
あなたは、本当に憲法改正が必要だとお考えですか。集団的自衛権の行使を認めるべきだと思いますか。靖国神社に参拝することが政治家の責務だと思いますか。
あなたは、安倍さんの「新成長戦略」をばかばかしく思いませんか。格差はないとお考えですか。あるいは格差は是正すべきなのか、やむをえないのか、どちらですか。法人税減税をした方がいいと思いますか。消費税はどうしますか。
思いつくままに並べましたが、こうした問いに対するあなた方の回答が、ホンネと違っていたり、論点をすり替えていたりすることがなんと多いことか。この3ヶ月間の安倍さん、それと党首就任前と後の小沢さんの言動を思い出せば、推して知るべきといえるでしょう。
みなさま方はよく、現代を変革期、転換期と言っているではありませんか。確かに日本の戦後システムはグローバリゼーションの進展などによって機能不全をきたしています。なら、どうして転換期にふさわしい議論をしていただけないのでしょうか。あなた方の言う通りにすると未来がどうなるのか、さっぱり分かりません。統一地方選は別にして、参院選が凡戦になるような予感がしてたまりません。どうしても、選挙区の事情や政局の思惑などあなた方の心中が見え隠れいたします。
自分のポリシーを明らかにして、議論してください。今後10年、20年の社会をどうつくるか、本気で論争して、政策としてまとめてください。それを私たちに示して、判断を仰いでいただきたい。これが激動するかもしれない1年の年頭にあたってのお願いです。私たちは、近隣国家との関係をどう組み立てるのか、社会保障をどう持続可能にするのか、心穏やかな世の中をどう構築するのか、いよいよ本気で決めたいのです。
視聴者のみなさま。朝日ニュースターは今年も政策論争の真贋を見抜き、政治家のサボタージュを監視し、生きていて良かったと思える社会をつくる一助になりたいと考えています。ご支援よろしくお願い申し上げます。(O)
まず永田町のみなさま。新春のお喜びを申し上げるとともに、早々に少しお願いをいたします。
7月に参院選を控えた今年は、業界でだれもが口をそろえるように、政治が激動する1年になるかもしれません。確かに、自民=公明陣営が参院で過半数を維持するのは容易ではないでしょう。参院選後の政界再編、政権交代がぼんやりと浮かんできます。いまの安倍さんの振る舞いを見ていると、参院選まで持ち堪えられずに退陣という可能性さえ否定できません。一方で、野党民主党もイマイチ感が拭えません。参院選に敗北となれば、党解体も現実味を帯びますね。
永田町の方々がいろんな思惑で離合集散するのは政治の常で、目くじらを立てるべきものではないとは考えています。理想が高邁だとか、人格骨品が高潔だとかは、そもそも期待しておりません。ただ、しかし、政局を動かす際には、ぜひとも旗幟を、つまり自らの政策的ポジションを鮮明にしていただきたいのです。
昨今の永田町にはウソがまかり通っています。
あなたは、本当に憲法改正が必要だとお考えですか。集団的自衛権の行使を認めるべきだと思いますか。靖国神社に参拝することが政治家の責務だと思いますか。
あなたは、安倍さんの「新成長戦略」をばかばかしく思いませんか。格差はないとお考えですか。あるいは格差は是正すべきなのか、やむをえないのか、どちらですか。法人税減税をした方がいいと思いますか。消費税はどうしますか。
思いつくままに並べましたが、こうした問いに対するあなた方の回答が、ホンネと違っていたり、論点をすり替えていたりすることがなんと多いことか。この3ヶ月間の安倍さん、それと党首就任前と後の小沢さんの言動を思い出せば、推して知るべきといえるでしょう。
みなさま方はよく、現代を変革期、転換期と言っているではありませんか。確かに日本の戦後システムはグローバリゼーションの進展などによって機能不全をきたしています。なら、どうして転換期にふさわしい議論をしていただけないのでしょうか。あなた方の言う通りにすると未来がどうなるのか、さっぱり分かりません。統一地方選は別にして、参院選が凡戦になるような予感がしてたまりません。どうしても、選挙区の事情や政局の思惑などあなた方の心中が見え隠れいたします。
自分のポリシーを明らかにして、議論してください。今後10年、20年の社会をどうつくるか、本気で論争して、政策としてまとめてください。それを私たちに示して、判断を仰いでいただきたい。これが激動するかもしれない1年の年頭にあたってのお願いです。私たちは、近隣国家との関係をどう組み立てるのか、社会保障をどう持続可能にするのか、心穏やかな世の中をどう構築するのか、いよいよ本気で決めたいのです。
視聴者のみなさま。朝日ニュースターは今年も政策論争の真贋を見抜き、政治家のサボタージュを監視し、生きていて良かったと思える社会をつくる一助になりたいと考えています。ご支援よろしくお願い申し上げます。(O)



