
永田町の舞台裏 06.12.1号
100万票じゃすまない…
自民党造反組の復党問題に大きな疑問を感じ続けている。
多くのメディアが、受け入れる側の自民党にスポットを当てた。『中川幹事長が一定の条件を提示』『受け入れは安倍首相の試金石』など自民党の資質を問うものだ。
しかし、同時に問われるべきは『復党したいと申し出た12人』ではないか。
郵政民営化に政治生命をかけて反対したからこそ、刺客を当てられた逆風選挙であっても選挙区の有権者は支持し国会に送り込んだのだ。
復党を果たした堀内光雄らは会見で
「自民党に感謝する」
とまで媚びた。
野田聖子は、マイクを向けられても一切答えなかった。そのはずだ。あれだけ声高に郵政民営化に反対し存在をアピールしておきながら今度は自民党に泣きついたのでは誰が見ても一貫性はない。言い訳もできぬから黙るしかないのだ。
造反組の政治信条とはそんな程度だということを厳しく見つめなければならない。
自民党は堂々としておけばよかった。もっと高いハードルを掲げるべきだし、せめて次の選挙を無所属のまま勝ち上がって初めて受け入れるべきだった。なぜなら、今12人がつけているバッジは、郵政民営化に反対して自民党を飛び出したからこそ支持した有権者のおかげなのだから、簡単に自民党に戻ってもらっては困る。
すべては、厳しいと言われている来年の参議院議員選挙のためだ。「情が大事」(青木参院会長)などとってつけた言い訳でしかない。
自民党の安倍に近い若手議員はこう算段する。
「造反組の票は全部で100万票、復党によって世論が批判的になって失う無党派の票が100万票。行って来いだが、実は復党させれば復党組は自民党に恩を返すために今まで以上に必死に動くから100万票以上。小泉チルドレンも今後のことがあるから力を見せようと票の堀り起こしをやる。相乗効果で票は伸びる」
しかし、皮算用はあくまでも永田町的だ。
朝日ニュースターに次々に寄せられている視聴者の意見を紹介したい。
「(復党組が)誓約書を丸呑みしたことは政治信条を曲げて有権者を裏切ったこと。彼らが土下座しなければならないのは自民党に対してではなく有権者に対してである」(40代男性 管理職)
「郵政選挙で自民党が変わったと思ったのに、また古い何でもありの自民党に戻ってしまったようだ。安倍さんは、若くて新しいことをやると思っていたのに、和とか情とか実は古いのですね」(30代女性 主婦)
「造反組の復党を願っているのは日頃からの支援者だけ。政治姿勢に共感して投票した私のような者は裏切られたという感じしか残らない」(60代男性 自営業)
失う無党派の票は本当に100万票で収まるのだろうか。視聴者の声…、まったく同感である。
【文中敬称略】 (S)
自民党造反組の復党問題に大きな疑問を感じ続けている。
多くのメディアが、受け入れる側の自民党にスポットを当てた。『中川幹事長が一定の条件を提示』『受け入れは安倍首相の試金石』など自民党の資質を問うものだ。
しかし、同時に問われるべきは『復党したいと申し出た12人』ではないか。
郵政民営化に政治生命をかけて反対したからこそ、刺客を当てられた逆風選挙であっても選挙区の有権者は支持し国会に送り込んだのだ。
復党を果たした堀内光雄らは会見で
「自民党に感謝する」
とまで媚びた。
野田聖子は、マイクを向けられても一切答えなかった。そのはずだ。あれだけ声高に郵政民営化に反対し存在をアピールしておきながら今度は自民党に泣きついたのでは誰が見ても一貫性はない。言い訳もできぬから黙るしかないのだ。
造反組の政治信条とはそんな程度だということを厳しく見つめなければならない。
自民党は堂々としておけばよかった。もっと高いハードルを掲げるべきだし、せめて次の選挙を無所属のまま勝ち上がって初めて受け入れるべきだった。なぜなら、今12人がつけているバッジは、郵政民営化に反対して自民党を飛び出したからこそ支持した有権者のおかげなのだから、簡単に自民党に戻ってもらっては困る。
すべては、厳しいと言われている来年の参議院議員選挙のためだ。「情が大事」(青木参院会長)などとってつけた言い訳でしかない。
自民党の安倍に近い若手議員はこう算段する。
「造反組の票は全部で100万票、復党によって世論が批判的になって失う無党派の票が100万票。行って来いだが、実は復党させれば復党組は自民党に恩を返すために今まで以上に必死に動くから100万票以上。小泉チルドレンも今後のことがあるから力を見せようと票の堀り起こしをやる。相乗効果で票は伸びる」
しかし、皮算用はあくまでも永田町的だ。
朝日ニュースターに次々に寄せられている視聴者の意見を紹介したい。
「(復党組が)誓約書を丸呑みしたことは政治信条を曲げて有権者を裏切ったこと。彼らが土下座しなければならないのは自民党に対してではなく有権者に対してである」(40代男性 管理職)
「郵政選挙で自民党が変わったと思ったのに、また古い何でもありの自民党に戻ってしまったようだ。安倍さんは、若くて新しいことをやると思っていたのに、和とか情とか実は古いのですね」(30代女性 主婦)
「造反組の復党を願っているのは日頃からの支援者だけ。政治姿勢に共感して投票した私のような者は裏切られたという感じしか残らない」(60代男性 自営業)
失う無党派の票は本当に100万票で収まるのだろうか。視聴者の声…、まったく同感である。
【文中敬称略】 (S)



