
永田町の舞台裏 06.11.17号
復党の陰に 小泉vs青木
沖縄県知事選挙が終わると、自民党には大きな試練が押し寄せる。
沖縄の勝敗ではない。郵政民営化反対議員の復党問題だ。
「実は水面下では、大変な権力闘争が繰り広げられている」
と、親安倍の中堅議員は言う。
造反者の復党は、これを仕切る中川幹事長にとっては規定路線だ。あとは、どう大義をつけるか。今のところ『郵政民営化に賛成の一筆をとる』としていて、平沼赳夫などは
「自民党側が頭を下げるのが筋だ」
と歩み寄る姿勢は見せていない。
しかし、中川も平沼も、復党という着地点は見えている。
「平沼さんだけ時期をずらすとか、別の大義をつけるとか何か落としどころを見つけ出すだろう」(津島派参議院議員)
依然として小泉チルドレンは復党反対で動いている。反対署名は現時点で50人にのぼり、
「造反者が復党すれば去年の総選挙は何だったのかということになる。断じて認めるわけにはいかない」と声を荒げている。
そして、こうしたチルドレンが頼っているのが実は飯島(勲 前首相秘書官)だという。
「反対急先鋒の片山(さつき)さんなんかは毎日のように飯島さんに電話を入れて指示を仰いでいる。井上(首相)秘書官もどうしたものかと相談している。飯島さんのハラは『復党反対』だ。恐らく小泉さんもそうだ。反対署名集めとか決起集会とか恐らく飯島さんのアドバイスじゃないか」(前出中堅議員)
一方で復党を中川らに強力に働きかけているのは青木(幹雄)、片山(虎之助)だ。来年の厳しい参院選を見据えれば造反組の票がどうしても欲しい。
「復党問題は、小泉・飯島vs青木という構図。肝心の安倍さんは板挟みで身動きが取れないという状態だ」(前出中堅議員)
ただ、復党すれば一気に無党派層が自民党にそっぽを向くことは間違いない。
「福島(県知事選)で10万票差で敗れたのは候補の問題もあるが、無党派が完全に非自民になってきているということ、そして何と言っても安倍さんという存在が選挙にまったく影響力を持たないことを証明した。この上復党ということになれば、来年の大敗は決まったようなものだ」(来年改選の自民党参議院議員)
どんな決着を見るのか−。復党問題は安倍自民の行方を決定づける。【文中敬称略】 (S)
沖縄県知事選挙が終わると、自民党には大きな試練が押し寄せる。
沖縄の勝敗ではない。郵政民営化反対議員の復党問題だ。
「実は水面下では、大変な権力闘争が繰り広げられている」
と、親安倍の中堅議員は言う。
造反者の復党は、これを仕切る中川幹事長にとっては規定路線だ。あとは、どう大義をつけるか。今のところ『郵政民営化に賛成の一筆をとる』としていて、平沼赳夫などは
「自民党側が頭を下げるのが筋だ」
と歩み寄る姿勢は見せていない。
しかし、中川も平沼も、復党という着地点は見えている。
「平沼さんだけ時期をずらすとか、別の大義をつけるとか何か落としどころを見つけ出すだろう」(津島派参議院議員)
依然として小泉チルドレンは復党反対で動いている。反対署名は現時点で50人にのぼり、
「造反者が復党すれば去年の総選挙は何だったのかということになる。断じて認めるわけにはいかない」と声を荒げている。
そして、こうしたチルドレンが頼っているのが実は飯島(勲 前首相秘書官)だという。
「反対急先鋒の片山(さつき)さんなんかは毎日のように飯島さんに電話を入れて指示を仰いでいる。井上(首相)秘書官もどうしたものかと相談している。飯島さんのハラは『復党反対』だ。恐らく小泉さんもそうだ。反対署名集めとか決起集会とか恐らく飯島さんのアドバイスじゃないか」(前出中堅議員)
一方で復党を中川らに強力に働きかけているのは青木(幹雄)、片山(虎之助)だ。来年の厳しい参院選を見据えれば造反組の票がどうしても欲しい。
「復党問題は、小泉・飯島vs青木という構図。肝心の安倍さんは板挟みで身動きが取れないという状態だ」(前出中堅議員)
ただ、復党すれば一気に無党派層が自民党にそっぽを向くことは間違いない。
「福島(県知事選)で10万票差で敗れたのは候補の問題もあるが、無党派が完全に非自民になってきているということ、そして何と言っても安倍さんという存在が選挙にまったく影響力を持たないことを証明した。この上復党ということになれば、来年の大敗は決まったようなものだ」(来年改選の自民党参議院議員)
どんな決着を見るのか−。復党問題は安倍自民の行方を決定づける。【文中敬称略】 (S)



