
永田町の舞台裏 06.5.6号
第5、第6の総裁候補
「安倍か福田か、森さんがどう言ったとか、小泉さんがどう言ったとか…。まるで安倍・福田に絞られたような報道ばかりだ」
ポスト小泉について一連のメディア報道に怒り心頭なのは、森派以外のある有力派閥幹部だ。この幹部は別の総裁候補を推しているためにそう感じるのは当然だが、違った意味でこの幹部の言葉には一理ある。
昨年の劇場型総選挙以来、メディアには政治との距離をどう測るかという宿題が突きつけられている。ところが今回もまた同じ過ちを繰り返す恐れがある。
今、安倍・福田に限定されていくように見えるのは、大手メディアの記事や派閥単位での報道が大きく国民の関心に影響していることは間違いない。『安倍・福田のレース』のように報じれば、次の世論調査ではまた二人の数字が跳ね上がり、それをまた記事にして…、と相乗作用である。
朝日ニュースターの番組に出演したベテラン政治評論家はこう指摘した。
「実は安倍も福田も政治経験はまるで足りない。安倍の北朝鮮以外の政策が何かあったか?一方、安定感の福田なんてマスコミは書きたてているが、あの人は官房長官以外の重要閣僚経験もない。国民は騙されてはいけない。森さんや若手議員たちが盛んに動き、メディアも乗せられて安倍か福田かの流れができている」
安倍・福田の虚像…。今後、総裁候補に厳しい目を向けることがメディアの役目であろう。総裁候補を丸裸にして、政権公約を問い、人間的要素までもしっかりとウオッチしなければならない。
そして何より、『麻垣康三』といった固定メンバーのレースから脱却しなければならない。事実、これまでの取材でつかんでいるだけでも、永田町では第5、第6の思いもよらない総裁候補が名乗りを挙げる準備に入っている。総裁候補をどうするか迫られている津島派議員が言う。
「4人以外の候補が出てくれば、今盛んに言われている、どこの派閥が誰につくだとか、森派が分裂するとかそんな票読みは、根底から崩れる」
総裁選はまだまだ波乱含み。思い込みは覆される。 【文中敬称略】 (S)
asahi.comより
アフリカ外遊中に『安倍・福田一本化は難しい』と語った小泉総理
「安倍か福田か、森さんがどう言ったとか、小泉さんがどう言ったとか…。まるで安倍・福田に絞られたような報道ばかりだ」
ポスト小泉について一連のメディア報道に怒り心頭なのは、森派以外のある有力派閥幹部だ。この幹部は別の総裁候補を推しているためにそう感じるのは当然だが、違った意味でこの幹部の言葉には一理ある。
昨年の劇場型総選挙以来、メディアには政治との距離をどう測るかという宿題が突きつけられている。ところが今回もまた同じ過ちを繰り返す恐れがある。
今、安倍・福田に限定されていくように見えるのは、大手メディアの記事や派閥単位での報道が大きく国民の関心に影響していることは間違いない。『安倍・福田のレース』のように報じれば、次の世論調査ではまた二人の数字が跳ね上がり、それをまた記事にして…、と相乗作用である。
朝日ニュースターの番組に出演したベテラン政治評論家はこう指摘した。
「実は安倍も福田も政治経験はまるで足りない。安倍の北朝鮮以外の政策が何かあったか?一方、安定感の福田なんてマスコミは書きたてているが、あの人は官房長官以外の重要閣僚経験もない。国民は騙されてはいけない。森さんや若手議員たちが盛んに動き、メディアも乗せられて安倍か福田かの流れができている」
安倍・福田の虚像…。今後、総裁候補に厳しい目を向けることがメディアの役目であろう。総裁候補を丸裸にして、政権公約を問い、人間的要素までもしっかりとウオッチしなければならない。
そして何より、『麻垣康三』といった固定メンバーのレースから脱却しなければならない。事実、これまでの取材でつかんでいるだけでも、永田町では第5、第6の思いもよらない総裁候補が名乗りを挙げる準備に入っている。総裁候補をどうするか迫られている津島派議員が言う。
「4人以外の候補が出てくれば、今盛んに言われている、どこの派閥が誰につくだとか、森派が分裂するとかそんな票読みは、根底から崩れる」
総裁選はまだまだ波乱含み。思い込みは覆される。 【文中敬称略】 (S)
asahi.comよりアフリカ外遊中に『安倍・福田一本化は難しい』と語った小泉総理



