
永田町の舞台裏 06.04.14号
続「二大政党制への疑問」
小沢民主党の滑り出しが順調だ。メディアの扱いも好意的だし、世論調査の期待度や衆院千葉7区の情勢も好転しているようだ。
もっとも、小沢新代表が何か新しい政策を具体的に語ったわけでもないし、国会論戦で政府・与党を追い詰めたわけでもない。日本の有権者たちは、小沢氏が過去に自民党などに仕掛けた政略をもう一度見たいと思っているフシがある。
9月の自民党総裁選で、もし小泉−安倍ラインが主流派を占めるとすれば、小沢氏はかつて渡辺美智雄氏や梶山静六氏に仕掛けたように反主流派に力を貸して、自民党を割ろうとするのではないか。
――。実際、この業界ではすでにそんな観測が強まっている。
しかし、ここは考えどころだ。小沢氏はいま、小泉政治との違いを出すため、リベラル色を強めているが、小沢氏のマニフェストともいえる「日本改造計画」を読んでも、そのめざすところは小泉政治と変わらない。アジア外交では、何度土下座すればいいのか、と言い放った過去もある。
簡単に図式化すると、小沢氏は、福田康夫、加藤紘一、山崎拓ら各氏と組むほかはないだろう。そうすると民主党内では前原誠司氏らがふざけるなと言って小泉一派と組む可能性も否定できない。
もしそうなったら、それって私たちが望む二大政党制なのだろうか。日本の政治がうまく整理できているとは思えない。(O)
小沢民主党の滑り出しが順調だ。メディアの扱いも好意的だし、世論調査の期待度や衆院千葉7区の情勢も好転しているようだ。
もっとも、小沢新代表が何か新しい政策を具体的に語ったわけでもないし、国会論戦で政府・与党を追い詰めたわけでもない。日本の有権者たちは、小沢氏が過去に自民党などに仕掛けた政略をもう一度見たいと思っているフシがある。
9月の自民党総裁選で、もし小泉−安倍ラインが主流派を占めるとすれば、小沢氏はかつて渡辺美智雄氏や梶山静六氏に仕掛けたように反主流派に力を貸して、自民党を割ろうとするのではないか。
――。実際、この業界ではすでにそんな観測が強まっている。
しかし、ここは考えどころだ。小沢氏はいま、小泉政治との違いを出すため、リベラル色を強めているが、小沢氏のマニフェストともいえる「日本改造計画」を読んでも、そのめざすところは小泉政治と変わらない。アジア外交では、何度土下座すればいいのか、と言い放った過去もある。
簡単に図式化すると、小沢氏は、福田康夫、加藤紘一、山崎拓ら各氏と組むほかはないだろう。そうすると民主党内では前原誠司氏らがふざけるなと言って小泉一派と組む可能性も否定できない。
もしそうなったら、それって私たちが望む二大政党制なのだろうか。日本の政治がうまく整理できているとは思えない。(O)



